自作ソフトを一挙更新
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3つのソフトに共通の変更はウィンドウポジションの記憶です。
DEF-Guiderの変更点は下記の通りです。
・補正率が0のときに内部エラーが発生する不具合を修正
・キャリブレーション時の自動補正の自動オフ
・補正率=0ならガイドパルスを出さない。ドリフト法極軸合わせサポート
・ウィンドウ位置保存
・バックラッシ補正の自動補正を追加
・キャリブレーション失敗の警告メッセージを追加
・表示単位 ミリピクセル/ミリARCSEC切替え
・グラフに分散図を追加
天候も悪くまだ試せていませんが、1点だけ。
「選択」ボタンでガイダー選択ダイアログが出なくなっていませんか?
Higlasi-3B の DEC最少駆動角が約4"と大きいためか、キャリブレーションウィンドウにて Time DEC を 3sec とすると、DEC の動作においてガイド星が□をはみ出してしまい、キャリブレーションステータスが6から1に戻る、を繰り返してしまいます。
Time DEC を2sec とすると、ガイド星が□の枠をはみ出してステータス1に戻るか、偶にはみ出さずにステータス6で止まったあと "Too short length of DEC" というダイアログが表示され、その後キャリブレーションウィンドウは自動で閉じますが、DEC の Length 補正値は -54??? [x1000 arcsec, ?は任意の数字]という非常に大きな値になっています。
キャリブレーション中、気になる点が1点あります。
ステータス4のとき、RA方向測定が行われてますが、このときDEC方向に1秒分ほどガイド星が動いているのです。
その後ステータス5になりDEC方向測定が行われますが、既に1秒間分(=1000ms÷100ms(赤緯体修正信号受信周期)×4"(赤緯1ステップ動作角) = 40秒角ほど)動いてしまっているため、ステータス5で2秒間(80秒角ほど)DEC方向に動いた後、ガイド星が□枠をはみ出しています。
> 1秒分ほどガイド星が動
キャリブレーションのシーケンスが良くないかも知れないので、これも調べてみます。バックラッシ設定ぶんだけ余分に動いているかもです。
> 1秒間分=1000ms÷100ms×4"=40秒角ほど
恒星時2.7倍速くらいですかね。ガイドは0.5倍速くらいがいいと思うのでかなり早いですね。私の想定は1倍速までなのでキャリブレーションできない可能性大です。こちらは対応が難しいです。
これについて、詳細をお送りします。
ステータス4開始前は、ガイド星は□の真ん中にあります。
ステータス4実施中は、ガイド星位置は画面上更新されません。
ステータス5に遷移した瞬間、ガイド星は□のRA方向に(動かした秒数ぶんだけ)移動し、同時にDEC方向に駆動約1secぶんほど動いています。
> 1秒間分=1000ms÷100ms×4"=40秒角ほど
RA修正速度については2倍速/停止なので、ガイドは1倍速です。
DEC修正速度については恒星時と無関係であるため、現状修正信号 100ms につき1ステップ=約4秒角動く速さになっています。これが結果的に恒星時比2.6倍速前後になっているわけですね。
DECの修正信号受信周期を1秒間隔ぐらいに延ばしつつ、反応する修正信号長を100ms以上に保つことができないか、Higlasi の如意設計工房さんに聞いてみます。
たまたまキャリブレーションできた場合は、ガイドは問題無くできているようです。
だいぶ薄雲が濃くなってきていますが、現時点までのガイド結果をお送りします。
(一度PCにリセットが掛かりましたが、PC動作中のハンチングは起きていません)
(URL下の以下ファイルをご参照ください)
def-guider20160122.xls
def-guider_20160122.ini
「最少」をDECの100msに合わせたため、DEC修正が掛かり始めるまでの時間が長くなってしまっていますが、一旦修正が掛かればP2Pで6秒角以内ぐらいに収束しているようです。
薄雲が掛かっているため、少々収束が悪くなっていますが、ハードウェアスペック上の1step4秒角弱からすれば、納得できる範囲の収束だと思います。
バックラッシュを0と設定したところ、ステータス4から5に遷移した瞬間のガイド星の □ 内位置は、DEC方向に動いていないことを確認しました。
別件で1点、質問です。
グラフ右横の円は、DEF-Shifter を併用しているときのみ表示されるものでしょうか?
私は DEF-Shifter を併用していない環境なのですが、グラフ右横には無地の正方形が表示されているのみです。(URL)
> グラフ右横の円
いいえDEF-Shifterは関係なくいつでも表示が期待です。再現しないですねぇ。継続監視します。
キャリブレーションシーケンスの見直しは、晴れたら確認して見ます。
URL下の以下ファイルです。
def-guider_20160123.xls
def-guider_20160123.ini
6時半ぐらいまでログ取れていましたが、3時以降は頻繁にガイド星ロスしていました。(朝起きると完全に曇りだったので、薄雲がだんだん濃くなっていったのだと思います。)
RAに関しては、ログ取得開始から1時間弱ぐらいで若干ハンチングしたようです。
その後一旦持ち直しましたようですが、ログ取得開始から1時間半弱ぐらいで頻繁にハンチングが続いているようです。
ini を見ると、キャリブレーション直後に LengthRA が 15000 前後だったものが、朝には 905 にまで減っています。このためハンチングしているものと思われます。
StableCNT は一番補正の少ない 1 にしていました。
DEC に関しては、-10秒角ほどのオフセットがついたところで5秒角弱の範囲でキープされていますが、数分毎に6~10秒角ほど戻されているようです。DEC修正信号を見ると 140ms未満の信号しか出ていないので 1step しか修正駆動されていないはずですから、5秒角前後動くときと6~10秒角程度動いてしまうときの差は、メカ的な問題だと思います。
DEC軸周り片側偏荷重になるようバランスを崩して再試してみます。
Thanks
ただし、"Too Short Length on DEC" のダイアログは引き続き出ています。
(URL の TooShortLengthofDEC.png 参照)
Length DECが負の値の時、値の大小に依らずこのダイアログが出るようになっていたりすることはありませんか?
また、QHY のドライバを認識しなくなる状態になることもあるようです。
今夜最初にQHY-5L-II に接続した際、矢鱈背景が明るく、露出時間2秒、GAIN 設定を1としました。
レンズは f=100mm F2.8をほぼ開放で使っています。
この状態における背景の明るさは 55 でした。
(URL の TooShortLengthofDEC.png 参照)
エラーダイアログを閉じてキャリブレーションが完了した後、ガイドを開始しましたが、数コマに1度の頻度で、背景が真っ暗になってガイドロスの状態になっていました。
この状態が1時間ほど続いた後、"Set Speed Fail" というエラーダイアログが出ました。
(URL の "SetSpeedFail.png" 参照)
この後、QHY との接続が途切れて「未接続」状態となり、再度接続ボタンを押すも、接続できなくなりました。
(URL の "NoQHYcameraFound.png" 参照)
この状態になると、DEF-Guider を一旦終了して、再起動しても、QHY を認識しなくなりました。
DEF-Guider を終了してから、PHD2 を起動しても QHY-5L-II を認識しなくなっていましたので、QHYのドライバが認識されていない状態になっていたと思われます。
StickPC を再起動しましたが状況変わらず、一旦シャットダウンした後、数秒後に電源投入して起動することで、再び QHY-5L-II を認識するようになりました。
同じStickPCにて、PHD2 は安定して QHY-5L-II を認識し続けているため、今回の API刷新に伴うドライバ動作不安定が原因であるように思えます。
今 g-log さん環境にて DEF-Guider を安定動作させているドライバは、どこからダウンロードされたものですか?
URLは、QHY-5L-II を再認識するようになった後、背景が真っ暗になっていたため、Gain を3と設定し、再びダーク取得をやりなおした後の状態です。
最初は Gain 1 Time 2000 にて Background 55 だったものが、Gain 3 Time 2000 にて Background 29 となっています。
(レンズの絞りは変えていません)
This is not an open source software. Not a C or C++. I use the HSP. It is the Japanese domestic programing language. It only for windows PC. Sorry for inconvenient.
Too Short Length はご指摘の通り負値で常に出ていました。判定文にABSを付けます。DECのキャリブレーションシーケンスのバグ修正と合わせて近日公開いたします。
サンプルソースは1枚撮影しただけでUSB切断処理(複数コマンド必要)になっていますが、そのうち1つがDEF-Guiderの撮影手順の中に入っていました。連続撮影するときに、どこからどこまでをループさせればいいのか、どこにも書いていないんですよねー。その辺を試行錯誤していました。
現在、連続運転中です。
DEF-Guiderに凄く興味があります。
そこで、ご質問させてください。
現在ASCOM経由でPHD2とCielを使っています。Cielなどの星図ソフトは連動可能でしょうか。可能ですとありがたいのですが。
ご教示いただけると幸いです。
残念ながら私がASCOMを理解できていないので未サポートです。私もCielを使っていますが、オートガイダーとの連動とはどのような使い方でしょうか。とても興味があります。教えて頂けますか?
補足させていただきますと、PHD2をASCOM経由で赤道儀と接続し、同時にCielもASCOMに接続して自動導入を行っております。自動導入際は、PHD2のオートガイドを切りますが、PHD2で星の選択やキャリブレーションの最中もCielは繋ぎっぱなしで、赤道儀の向きは星図上に示されています。
私が連動という言葉を使ったのが紛らわしいのかもしれません。出来たらいいなと思うのは、要するに上記のレベルです。ASCOM&Ciel以外で自動導入したことがありませんので、混乱を招いているかもしれません。すみません。こんな、状況なんです。
これなら、赤道儀の232CポートとPCの接続をASCOM-EQDIRECTで行い、Cielで自動導入しても、DEF-GuiderとASCOMで干渉せずに運用出来るわけですよね。
もし、間違っていましたらお暇な時(がありましたら)にでもご教示ください。また、もっと良い(楽な)方法がありましたら、宜しくご教示下さい。なお、私の所有している赤道儀はEQ-G(EQ6pro)です。
マルチスターガイドは、大気の揺らぎに強そうなのでやってみたいのです。
長らくASCOM/EQDIRECTでCielとPHDを使用しておりましたので、ガイド端子を使うということが頭から抜けておりました。自力でDEF-Guider使えそうです。お騒がせてすみません。
なかなか晴れませんが、使用感などご報告できたらと思います。
その構成でしたらおっしゃる通り干渉はないと思います。解決できてよかったです。
私は焦点距離35mmのCマウントレンズで1380mmのニュートンをガイドしています。シーイングが悪いときは、ガイド星がみんなバラバラに跳ねているのが見えて楽しいですよ。大気の揺らぎは軽減できると思います。